近年、スマートフォンやパソコン、タブレット端末などの通信機器の普及に加え、それらを用いた動画配信サービスやSNS (Social Networking Service) 等のコンテンツの多様化が進んでおり、データトラフィック量が急激に増加している。これらを支える通信方式として光通信システムが用いられており、今後のさらなるトラフィック量の増加に対応するため、光通信の高速大容量化が求められている。また様々なネットワークシステムのデータを保管、処理するデータセンターの分散化が進められており、光通信にはより長距離な伝送も求められている。本論文では、光受信器内のフロントエンド回路であるTIA (Transimpedance Amplifier) の性能を向上させることを目的に、TIA の高利得・広帯域化の検討を行った。

試作回路(w/o 電圧/電流変換回路) のチップ写真

利得–周波数特性

  • Takuma Yamada, Daisuke Ito, and Makoto Nakamura, ``Gain Enhancement Technique for a Wideband Transimpedance Amplifier with Common Gate Feedforward in Optical Communication,'' IEICE Electronics Express (ELEX), vol., No., pp. (in press).
  • 山田拓磨, 佐藤優杜, 伊藤大輔, 中村誠, ``CGFW 型広帯域 TIA の高利得化の検討,'' 2021年電子情報通信学会ソサイエティ大会, A-1-4, 2021年9月.