光通信における通信容量拡大のために,光トランシーバの多チャンネル化と集積回路の高速化への取り組みが進められている.従来はスパイラルインダクタによるピーキング技術を用いることで,回路の高速化が行われているがインダクタの使用により回路面積が大幅に増加し,高密度実装に不利である.本研究では,小型かつ振幅変調された信号に対応した高速化技術の適用に加え光素子の非線形性特性を補償する回路を考案することで,光送信器の高度化に有効なドライバ回路を提案した.

本研究はJSPS科研費 22K14300 の助成により実施いたしました.

回路レイアウト図

シミュレーション結果

  • 大鹿純聖, 石田翔悟, 伊藤大輔, 中村誠, “高速PAM4信号対応非線形性補償VCSEL ドライバ回路の検討,” 電子情報通信学会論文誌A, 2025年5月.
  • Junsei Oshika, Shogo Ishida, Daisuke Ito and Makoto Nakamura, “Compact Inductor-less CMOS PAM4 VCSEL Driver for High-speed Optical Communications,” 2024 21st International SoC Design Conference, Aug. 2024. ISOCC2024 ETRI Award/研究科長表彰 受賞
  • 大鹿純聖, 石田翔悟, 伊藤大輔, 中村誠, “PAM4信号対応小型非線形性補償VCSEL ドライバ回路の提案,” 2025年電子情報通信学会 総合大会, 2025年3月.
  • 大鹿純聖, 泉蓮, 鍋島拓海, 中村誠, 伊藤大輔, ``インダクタレスな高速PAM4レーザドライバ回路の提案,'' 2023年電子情報通信学会総合大会, A-1-6, 2023年3月.